グリグリメガネと月光蟲

[これは 2010/08/30 14:39:03 +0900 の版です。最新版はこちらです。]


Dm Am B♭ F

真昼の月へと

浮かび上がった

真っ白に光る月光蟲


「こころを一房噛みちぎって、届けに行くのだ。」

と、いうのです。


グリグリメガネの郵便屋は

「おれが伝える。」

と声をかけた


でも、ひらり

飛んでったそのあとには

椨(たぶ)の灰が残るだけでした。


B F B C

煙が、また消えた

大人に、ならないんだナァ…。


Dm Am B F

響いた想いが、夜を撫でた。

Dm Am B C

言葉に成れないまま、土に染みて消える

Dm Am B F

ような想いが、音を立てた。

Dm C

思い出せるように。


Dm Am B F

唄え、踊れ 泣いたりはしないぜ

Dm Am B C

聞こえるだろう?戻るつもりは…ないか。

Dm Am B F B C

唄え、踊れ、

目を伏せたくらいじゃあ

隠せないんだナァ…。


やがて、想いは滲んだようだ。

夜をかきわけて、赤い火が灯ったら


せめてほら、響け また今日が来ても

思い出せるように


響いた想いが、夜を撫でた。

言葉に成れないまま、

土に染みて消えるような想いが、音を立てた。

思い出せるように。


その日を超えられるように。

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