乾涸びたバスひとつ

歌・作詞・作曲・編曲:米津玄師(ハチ)

[これは 2012/05/19 14:14:26 +0900 の版です。最新版はこちらです。]

カポ2

Aadd9小さなバスで暮らしている 少女はいつでも待っている Eひとり

Aadd9呆けた色に変わっている 緑の木目と蛍光灯 Eひとり


G#愛されEては B宙にG浮かんだ

G#夢のEあと B探して歌ってE

G#ピンホーEルの BあやふGやな

G#写真Eばっか B並んで凍えてE

B


ねぇ Aadd9あなたとふたりでE逃げ出した

あのBほの灯りへと行Eきませんか

Aadd9煉瓦の短いEトンネルを Badd9潜り抜BけるのをEためらって

Aadd9何でもないようなE秘密つくって B二人はAonC#共犯E者になって

Aadd9とても深くまでE落ちたこと Badd9口をD#開いてしEまったこと

E


小さなバスで暮らしている 見つからないまま泣いている ひとり

大事に大事にしていたのに 二人を写した写真がない どこにも


太陽のような林檎が落ちた 心ばっか 探して歌ってる

ピンホールの あやふやな写真ばっか

並んで凍えてる


ねぇ あなたは「どこにもいかない」と そう言葉贈ってくれたこと

霞に沈んだ朝の街 揺れるバスの背に寄り添って

このままどこかにいけたらなって 海に沈んでしまえたらって

ありもしないと言えないこと 何処にもいけないこと


知っていた 恥ずかしくなるようなこと

心もいつか灰になること

それでいい ありのままで幸せだ

小さなバスは 海へ落ちていく


ねぇ あなたとふたりで逃げ出した

あのほの灯りへと行きませんか

錆びた金網にぶら下がり ボタン千切って笑ったこと

何でもないような秘密つくって 二人は共犯者になって


ねぇ あなたは「どこにもいかない」と そう言葉贈ってくれたこと

霞に沈んだ朝の街 揺れるバスの背に寄り添って

このままどこかにいけたらなって 海に沈んでしまえたらって

ありもしないと言えないこと 今もわたしは揺られている


乾涸びたバスひとつ

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