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あずさ55号

歌:Sound Horizon 作詞・作曲:Revo



第二楽章 雨に濡れども美しく


|Em>>-- ->->|D>>-- ->->|

|C>>-- ->->|D>>-- ->->|

|Em---- ----|D---- ----|

|C---- ----|B>->- >---|

「えっ!? ちょっと待ってよ、ゲンさん!

 あの鬼婆が!? 嘘でしょ!?

 殺したって死なな…、え、てか、今こっちもそれどころじゃ…

 あーもう、わかったわよ!

 帰る! 帰るから! 帰りますぅ!」


Em飛び込んだ《松本行きの最終特急列車》(最終(さDいしゅう)のあずさ)

C#m-5間に合わなけりゃ 《高速バス》(Cバスタ)もDあるさ

Em人影もD疎らな車内

C#m-5あて所なくC彷徨Dい歩く


C#m先頭車A両のB亡者を C#m緋い電D灯がG#嗤う

EmどれほどCDいでEmも 到着時>F>Fは同(お>Bな)>B


Em飛び出した D郷里を浮かべ

C#m-5溢れる懺悔 C零れるD

Em流れゆく D深夜の車窓

C#m-5意味もなく Cただ見Dつめてる


C#mトンネル映(うAつ)すB闇を C#m蒼い影(かDげ)が嗤(わG#ら)う

EmどれほどCDいてEmも 時は>F>Fらな>B


E記憶の中のD母は C何時だって女将(おかDみ)だった

絶えずE誰かの笑顔のために

D動き続ける背中が C本当に嫌(きDら)いEだった


E思えばーー


E学校行事だってD一度も 参加Cしたことなんて無Dいくせに

お日様(ひさEま)より早起きしてまで

Dおむすび握る背中が C本当は好DきだっE


F幼き日ーー


F高熱に魘されて E朧気な夢の狭間

F白い手が冷たくて E心地よかった

Amおそらく一睡(いっBmすい)もしCていなかったC#m-5冬の朝

Dm凛とした母(はGは)の背筋 C見つめてはF思った…


|Bb-- -- --|E-- -- --|Asus4-- -- --|A-- -- --|

「この女将を継ぐなんて偉業、私には無理だ…」


やがてーー


F勘当 同然 G逃げ込んだ都会は

Em感動 呆然 Am目眩くG世界で

F何者かになりたかった G私は役者の沼に

Em沈むように溺れていっB


Em飛ぶように D列車は走る

C#m-5諏訪湖を越えて C岡谷 D塩尻

Emアルパインホワイト D輝く車体

C#m-5もう間もなく C終点 D松本


「お嬢!」


C#mけた顔(かAお)なBじみC#mに ひどい顔(かDお)で笑(わG#ら)う

EmどれほどC強がDってEmも 涙は>F>F>Bで…


|G---- D/F#----|Em---- B/D#----|

|C---- A/C#----|Dsus4---- D----|

|G---- D/F#----|Em---- B/D#----|

|C---- D----|G---- ----|

「へい、お嬢。んなこっだろうと、ハンケチ持ってきやした。ほら、使ってくだせえ」

「もう、ゲンさん…ありがとう…

 って! ああぁ! これ、Romanの初回特典のやつなんですけどォ!?」

「へい! お嬢の部屋から持ってきやした~」

「信じられない! 保存用だったのに…もう! 今探したら幾らすると思ってんの!?」

「涙!ちょちょ切れンスキィ~!」

「ゲンさん! 引っ叩くわよ!!」