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Baroque

歌:Sound Horizon 作詞・作曲・編曲:Revo

- : 8分音符

(rubato)

|(3/4)Ab7------|------|

 (彼女こそ私のElyssなのだろうか...?)


(BPM=139 3/4拍子)

(Harpsicord)

|Gm------|F#dim7------|Gm------|F#dim7------|

 主よ、私は人間を殺めました。

|Gm------|F#dim7------|Eb----D--|Gm------|------|

 私は、この手で大切な女性を殺めました。


(BPM=144 4/4拍子)

|Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A--(/F#)--|

 思えば私は幼い時分より酷く臆病な性格でした。

|Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|

 他人というものが、私には何だかとても恐ろしく思えたのです。

|(3/4)G-----|Cmsus4----Cm--|F------|Bbsus4----Bb--|

 私が認識している世界と、他人が認識している世界。

|Eb-----|Asus4----A--|Adim7/D------|------|

 私が感じている感覚と、他人が感じている感覚。

|(4/4)Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A--(/F#)--|

 『違う』と言うことは、私にとって耐え難い恐怖でした。 それがいづれ

|Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|

 拒絶に繋がるということを、無意識の内に知っていたからです。

|(3/4)Bb------|F/A----(/F)--|Gm------|Dm------|

 楽しそうな会話の輪にさえ、加わることは恐ろしく思えました。

|Eb------|C/E------|F------|D/F#------|

 私には判らなかったのです、他人に合わせる為の笑い方が。

|(4/4)Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A--(/F#)--|

 いっそ空気になれたら素敵なのにと、いつも口を閉ざしていました。

|Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|

 そんな私に初めて声を掛けてくれたのが、彼女だったのです。

|(3/4)G-----|Cmsus4----Cm--|F------|Bbsus4----Bb--|

 美しい少女(ひと)でした、優しい少女(ひと)でした。

|Eb-----|Asus4----A--|Adim7/D------|------|

 月のように柔らかな微笑みが、印象的な少女(ひと)でした。

|(4/4)Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A--(/F#)--|

 最初こそ途惑いはしましたが、私はすぐに彼女が好きになりました。

|Gm---- D7/A--(/F#)--|Gm---- D7/A----|Gm/Bb---- D7/A--(/F#)--|

 私は彼女との長い交わりの中から、多くを学びました。

|(3/4)Bb------|F/A----(/F)--|Gm------|Dm------|

 『違う』ということは『個性』であり、『他人』という存在を『認める』と言うこと。

|Eb------|C/E------|F------|D/F#------|

 大切なのは『同一であること』ではなく、お互いを『理解しあうこと』なのだと。

|Gm/Bb----Cdim7--|------|Gm----Cdim7--|------|

 しかし、ある一点において、私と彼女は『違い過ぎて』いたのです。

|Em----Am/E--|D----G--|CM7------|(2/4)F#--B--|

 狂おしい愛欲の炎が、身を灼く苦しみを知りました。

|(3/4)C#m/E----A/E--|B/D#----E--|AM7------|(2/4)B--G#--|

 もう自分ではどうする事も出来ない程、私は『彼女を愛してしまっていた』のです。

|(3/4)C#m/E>-F#m>-B/D#>-|C#m/E>-A/E>-G#/D#>-|


|Gm------|F#dim7------|Gm------|F#dim7------|

 私は勇気を振り絞り、思いの全てを告白しました。

|Gm------|F#dim7------|Eb----D--|F#dim7------|

 しかし、私の想いは彼女に『拒絶』されてしましました。

|Gm------|F#dim7------|Gm------|F#dim7------|

 その時の彼女の言葉は、とても哀しいものでした。

|Gm------|F#dim7------|Eb----D--|Gm------|

 その決定的な『違い』は、到底『解り合えない』と知りました。

|Gm------|Gsus24------|Cm/G------|Gm----F#m-5--|

 そこから先の記憶は、不思議と客観的なものでした。

|Gm------|Gsus24------|Cm/G------|Gm----F#m-5--|

 泣きながら逃げて行く彼女を、私が追い駈けていました。

|Gm------|Gsus24------|Cm/G------|Gm----F#m-5--|

 縺れ合うように石畳を転がる、《性的倒錯性歪曲》(バロック)の乙女達。

|Gm------|Gsus24------|Cm/G------|D/F#------|

 愛を呪いながら、石段を転がり落ちてゆきました……。

|Gm------|D7---(/E)-(/F#)--|Gm------|F#dim7/D#-(/D)-(/C)-(/A#)-(/A)-(/D)-|

 この歪な心は、この歪な貝殻は、

|Gm------|D7---(/E)-(/F#)--|Eb----D--|Gm----D/F#--|

 私の紅い真珠は歪んでいるのでしょうか?

|Bbm------|F/A------|Bbm------|Ebm----F/A--|

 誰も赦しが欲しくて告白している訳ではないのです。

|Db------|Ab/C------|Bbm------|F/A------|

 この罪こそが、私と彼女を繋ぐ絆なのですから。

|Bbm------|F/A------|Gb--F----|

 この罪だけは、神にさえも赦させはしない……。

|Bbm>-----|------|------|

 【ならば...私が赦そう】


|Em------|D#dim7/E------|------|Em----D#dim7--|

 ―――激しい雷雨 浮かび上がる人影

|Em------|D#dim7/E------|------|Em----D#dim7--|

 いつの間にか祭壇の奧に『仮面の男』が立っていた―――

|Em------|D#dim7/E------|------|Em----D#dim7--|

|Em------|D#dim7/E------|------|Em----D#dim7>-||