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薔薇の塔で眠る姫君 (編集)
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{title:薔薇の塔で眠る姫君(『Märchen』より)} {subtitle:作詞・作曲・編曲:Revo/唄:Sound Horizon} 【1】 『[Ebm]Hochmut(オウモォルト)【傲慢】』 ※4分≒176 3/4 |[Bm6]-- -- --|-- -- --|-- -- --|-- -- --| 「呪いと祝いの境界。乙女が堕ちた闇。 |[Bm6]-- -- --|-- -- --|(※6/4)-- -- [C#7]-- -- -- --| 深い微睡(まどろ)みの中。」 |[F#m]---- [E]----|[D]---- [C#]----|[Badd9]---- ----|---- ----| |[C#]---- ----|---- ----| |[F#m]-- -- --|[Faug]-- -- --|[F#m]-- -- --|[Faug]-- -- --| 「薔薇の塔、眠る姫君。君は何故、 |[F#m]-- -- --|[Faug]-- -- --|[F#m]-- -- --|[Faug/C#]-- [(/D#)]-- [(/E#)]--| 此の境界を超えてしまったのか。 さぁ、唄ってごらん…」 [F#m]微睡(まどろ)みの森に踊る [D]百の孤独と [F#m]月影に蝶は朽ちて [D]死の夢を見る 【[F#m]Siebte [G]Schuld(七の罪科)】 [Fdim]野ばらに[F#m]抱かれ[D]て [B7/D#]眠る[E]わ[Fdim]け(理由)(※6/8)[(F#m)]は―― |[F#m]--- ---|--- ---|[E]--- ---|--- ---| |[B7/D#]--- ---|--- ---|[D]--- ---|[E]--- ---| |[F#m]--- ---|--- ---|[E]--- ---|--- ---| |[B7/D#]--- ---|--- ---|[D]--- ---|[E]--- ---| ※6/4 [F#m]水浴びた妃(はは)が[E]聴いたのは [D]身籠もり告げ[E]し か[A]わず(蛙)の声 「[Bm]お望みの御[E]子が、[A]一年経たずに、[G]お生まれになるで[C#]しょう」 「まあ…」 [F#m]歓(よろこ)びて王(父)がも[E]よお(催)したのは [D]姫(わたし)の誕[E]生 い[A]わ(祝)う宴 [Bm]黄金のさ[E]ら(皿)が [A]一枚足りずに [G]事件は起こ[G#]ってし[C#]まった…… 【[F#m]Siebte [G]Schuld(七の罪科)】 [Fdim]恋も[F#m]知らず[D]に [B7/D#]死せるお[E]とめ(処女)[C#/E#]が ([F#m]Siebte [G]Schuld) [Fdim]野ばらに[F#m]抱かれ[D]て [B7/D#]眠る[E]わ[Fdim]け(理由)[(F#m)]は―― |[F#m]-- -- -- -- -- --| ※3/4 |[D]-- -- --|-- -- --|-- -- --|-- -- [A/C#]--| 「おおー、よくぞ参った/よく来てくれました」「お招きいただき光栄ですわ、陛下。 「お招きいただき光栄ですわ、陛下。 |[Bm]-- -- --|-- -- --|-- -- --|-- -- [A]--| 姫様へのお祝いに、美徳をお送り致しましょう」 |[G]-- -- --|[E/G#]-- -- --|[A]-- -- --|-- -- --| 「わたくしは美貌を」「それではわたしは富を」「では私からは―」 |[D]-- -- --|-- -- --|-- -- --|-- -- [A/C#]--| 「あーらこれはこれは、皆様お揃いで。 |[Bm]-- -- --|-- -- --|-- -- --|-- -- [A]--| 今宵もご機嫌麗しいようで、結構ですこと。 |[G]-- -- --|[E/G#]-- -- --|[A]-- -- --|[A#dim]-- -- --| おっほっほっほ! まったく、いい面の皮だね!」「失礼な!」 「[Bm]国中に散[Dm]らばる、[C]神通力[A#]を持つ[Bm]賢女達を[Dm]全て、[C]招いておき[A#]ながら… [Bm]私だけま[Dm]ね(招)かぬ[C]傲慢なる[A#]王よ、[Bm]祝いの宴[Dm]席に[C]呪いを添え[(A#)]てやろう!」 ※4/4 「[Bm]姫が抱く[A#aug]運命、僅か[A]余命十[E/G#]五年。 [G]紡錘(つむ)にさされて、[D/F#]床に倒れて、[C#/E#]死ぬがい[F#]い!」 「いいえ―」 「《[Bm]alte rose(十三人目の賢女)]》よ。ふき[BmM7/A#]つ(不吉)な言の葉。[Bm7/A]退けよう。 ひゃ[E]く(百)年。[G]死んだと見せて、[D/F#]寝台の上、[C#/E#]唯、眠[F#sus4]るだ[F#]け!」 「ならば、[Bm]どちらのちか[A]ら(力)が、う[Bm]わ(上)回ってい[A]るか、嗚呼、 な[Bm]が(流)る時[F#]のみぞ識(し)[(Bm)]る……」 |[Bm]---- ----|---- ----| |[Bsus4]---- ----|---- ----|[Bsus4/C]---- ----|---- ----| 「十五年後が楽しみだねぇ、アプリコーゼ」「うふふ。どうかしら?」「おっほっほっほっほ!」 【2】 ※4分≒176 6/8 |[D]--- ---|--- ---|[A]--- ---|--- ---| 『朝と夜は繰り返す。 望もうとも、望まざろうとも。 |[D]--- ---|--- ---|[A]--- ---|--- ---| 光陰は矢の如く過ぎ去り、大樹にも幾つかの年輪を刻む。 |[Bm]--- ---|[A/C#]--- ---|[D]--- ---|[E]--- [Fdim]---| 齢(よわい)十五の朝を迎えることとなった、そんな私が……』 【[F#m]Siebte [G]Schuld(七の罪科)】 [Fdim]野ばらに[F#m]抱かれ[D]て [B7/D#]眠る[E]わ[Fdim]け(理由)[(F#m)]は―― ※4/4|[Am]---- ----|---- ----| 「ドキドキだわ…」 しょ[Am]くだい(燭台)の揺れる焔(ひかり) [Am]仄昏(ほのぐら)い闇を照らす い[Am]し(石)壁の部屋を廻(まわ)り 古[F]い塔[G]へ上が(※6/4)[F#m]る 狭い[Bm]螺旋型(ねじ)の [E]階段を[A]昇ると [D]部屋の中 [G#m7-5]独り [C#]老婆が麻(あさ)を紡(つむ)いでいた [F#m]こん[F#]にちは、お[D]婆さん。ここ[E]で何して[A]るの? 「糸を取っておりますのじゃ」 [D]じゃあ、それ[A]なぁに?面[G#]白そうに、[B]ぐるぐる[D]跳ね回[F]っている物!?[Abaug] 「あっ!…なに…んん…」 「ひっひっひっひっひ…」 【3】 「[Ebm]なるほど…それで君は、野ばらに抱かれたわけだね。 [Ebm]目覚めへと至る、口付けが欲しいのかい?だが、[Ebm]残念ながら私は君の王子様じゃない。 さあ…[Ebm]もうしばし、運命の相手は夢の世界で待つものさ…」 ※4分≒148 4/4 [Bb]-|[Cm]---- ---[Bb]-|[Cm]---- ---[Bb]-|[Cm]---[Cm]---[Bb]--|[Ab]----[Bb]----| [Cm]僕の理[Bb]想の花[Ab]嫁は[Eb/G] [Fm]何処に[Bb]居るのだろ[Eb]う? [C7]嗚呼 西も東[Fm]も 北も南[Bb]も 雨にも負け[Eb]ず 風にも負け[Ab]ず 捜したけれ[D/A]ど 見つからな[G]い……とお[G]も(思)っ[F]てた[Eb]やさ[D]き(矢先)に [Ab]素晴らしい 噂[G]を聞[G]い[G]た―― ※6/8 ~[Cm]野ばら[Gm]のい[Ab]けがき(生垣)[Eb]に い[Fm]だ(抱)かれ[Bb]た白[Eb]亜のし[G]ろ(城) [Cm]空を[Gm]望む[Ab]薔薇の[Eb]塔 眠[Fm]る美[Gm]しい姫君~ [Cm]嗚呼 [Dm]唯 野ばらひ[G]め姫の[C]伝説(いいつたえ)[Am]を [Bm7-5]聞いただけ[E]で 運[Am]命 [Bm]感じ[C]た[E] [Dm]彼女こ[G]そが [C]きっと僕[F]の 《[B]捜し求めていた女性(エリス?)》なのだろう ならば [E]どんな困難も [C#]乗り越えてみせよ(※4/4)[F#m]う! 迷いのも[D]り(森)の き[E]り(霧)が晴れて[A]ゆく 僕[D]を誘(いざな)っ[D#dim]てくれるの[E]か?愛しい姫のもとへ [F#m]棘のいけが[D]き(生垣)が く[E]ち(口)を開けて[A]ゆく 僕[D]を導い[D#dim]てくれるの[E]か?愛しい彼[E]女のもとへ[(F#m)]と―― |[F#m]---- ----|---- --- 燭[F#m]台(しょくだい)の揺れる焔(ひかり)、微睡(まどろ)んだ闇を照らす。 石壁の部屋を飛ばし、古[D]い塔[E]へ上が[Ebm]る。 狭い[Ab]螺旋型(ねじ)の[Db7]階段を[Gb]上ると―― [B]部屋の中、[Fm7-5]独り、[Bb]乙女が横臥(よこたわ)ってい[N.C.]た……。 【4】 「[Ebm]さぁ姫、心の準備は[Ebm]宜しいかな?」 「いただきます」 「んん」 「復讐劇の始まりだ…」 ※4分≒148 6/8 |[F#m]--- ---|--- ---|[D]--- ---|[C#]--- ---| |[F#m]--- ---|--- ---|[D]--- ---|[C#]--- ---| |[F#m]--- ---|--- ---|[D]--- ---|[C#]--- ---| |[F#m]--- ---|--- ---|[D]--- ---|[G]--- [Fdim]---| 予定調和な王子の接吻で姫が目覚めると、 役割を終えた野ばらは、立ち所に立ち枯れて朽ち果て、 長過ぎる午睡を貪っていた城の愉快な面々も、 何事も無かったかのように、彼等の愉快な日常を再開した。 『Als der Kuss des biederen Prinzen die Prinzessin weckte, verdorrten die nutzlos gewordenen Wildrosen, und wo sie einst , blieb Staub allein. Auch die Menschen im Schlos, die viel zu lange in tiefen Schllaf verfallen warden, begannen ihr heiteres Tagewerk als ware nie etwas geschehen.』 「見てよぉ、こんなのホンット眠れなくてさぁ」 「ギャーッ!」 「なんべん言ったら分かんだ小僧!」 「さぁ~、観念なさい子猫ちゃん!」 「うわぁ!生き返ってる!あぁ…また…!」 ※4/4 【[F#m]Siebte [G]Schuld(七の罪科)】 [Fdim]気高き[F#m]王女[D]を[B7/D#]呪う[E]なん[C#/E#]て ([F#m]Siebte [G]Schuld) [Fdim]ごうま[F#m]ん(傲慢)なの[D]は[B7/D#]お前[E]の[Fdim]方[(F#m)]よ |[F#m]---- ----|[D]---- [C#]----|[F#m]---- ----|[D]---- [G]--[Fdim]--| |[F#m]---- ----|[D]---- [C#]----|[F#m]---- ----|[D]---- [G]--[Fdim]--| |[F#m]>--- ----|--[(Dr. fill)]-- ----| (単音)[F#]>--- ----|[F#]>-[G#]>- [A]>-[F#]>-|[E#]>--- ----||fin. 「誰ぞ、アルテローゼを捕らえよ!」 「はっ!」 「もう二度とこの国の土は踏めぬものと思え!」 「野ばら姫よ、忘れるな!置き土産にもう一つ呪いをくれてやろう…。 フハハハ…ハッハッハ!アーッハッハッハッハ!」 「来い!静かにしろ」 ――そして彼女は、 生まれた姫を森に捨てることとなる……。